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こどもの便秘・その2

 こどもの便秘治療は苦痛を伴わない排便が週に3回以上あり、排便に関する困った症状がなく、本人・家族がストレスのない生活を送れる状況が持続することです。

 治療のはじめは便が多量に貯留している状態か否かの確認です。便が多量にある場合はまずその除去を飲み薬(粉薬、シロップ、水に溶かして使用する薬)、おしりからの治療(座薬や浣腸)、あるいは両者の組み合わせで行います。

 次に維持治療に移ります。治療の柱は①生活・排便習慣の見直し、②食事療法、③薬物療法です。

まずは生活・排便習慣の見直しを行います。トイレに行く時間を確保するためにも夜更かしや寝坊は避けることが重要です。便意を感じた時は排便を我慢せずにトイレに行くように促します。また、食後ゆとりのある時間帯にトイレに座る習慣をつけることも試してみます。注意が必要なことは幼児期はトイレトレーニングが便秘を悪化させることがあるため、便秘治療により規則的な排便習慣が確立してからトイレトレーニングを開始したほうがよい場合があります。さらに、排便回数や服薬状況を記録に残すと治療意欲が向上することが知られています。

 食事療法では適量の水分摂取が勧められます。参考までにこども達の食事と飲水による必要な1日水分量は、乳児であれば体重1kgにつき120-150ml、幼児であれば体重1kgにつき90-100ml、学童であれば体重1kgにつき80mlとされています。ヨーグルトや乳製品の摂取は全員ではありませんが、効果がある可能性があります。食物繊維の摂取も効果がある場合があります。成人であれば食物繊維は1日に30gが目安で、年長児であれば15-20gが目標となります。

 薬物療法では①浸透圧性下剤、②刺激性下剤をメインで使用します。時に整腸剤、腸管運動賦活薬、漢方を用いることもあります。当院では基本的に浸透圧性下剤を使用し、一部の方に刺激性下剤を用いて治療を行います。

便秘でお困りの方はお気軽に相談下さい。

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