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整形外科コラム
column

2021.11.01

腰の痛みがある方へ

腰痛には、腰(脊柱)に由来するものと、腰以外に由来するものがあります。
腰以外に由来するものの中には、血管や臓器に由来するもの、腰以外の関節に由来するものなどが考えられます。心理的な要因による腰痛もあります。
色々な原因があり、また病態により治療法も異なるため、正確な診断が重要です。必要に応じてX線検査(レントゲン)、MRI検査など行います。特に発熱している、下肢がしびれて力が入らない、次第に悪化する場合などは、速やかに整形外科を受診されることをお勧めします。
腰痛を来す代表的疾患である「腰椎椎間板ヘルニア」、「腰部脊柱管狭窄症」、「腰椎変性すべり症」、「腰椎分離症/分離すべり症」、「脊柱側弯症」について説明します。

腰椎椎間板ヘルニア

病態・原因

背骨をつなぎクッションの役割をしている軟骨である椎間板が、加齢や慢性的な負担により断裂して神経を圧迫する病態です。

検査

下肢の筋力検査や神経反射の異常を確認します。X線やMRIによる画像検査を行い診断の確定をします。

治療方法

大多数の方はコルセット装着などによる安静を心掛け、消炎鎮痛剤の内服や外用、神経ブロック注射などでの痛みの緩和を目指します。また下肢筋力の低下(運動麻痺)、排尿障害や排便障害(膀胱直腸障害)などを認める場合は手術加療を勧める場合もあります。

腰部脊柱管狭窄症

病態・原因

脊髄の神経の通るトンネルを脊柱管と言います。脊柱管は脊椎や椎間板、靭帯などにより囲まれており、加齢などの要因により脊柱管が狭くなり、神経が圧迫された状態を脊柱管狭窄症と言います。

症状

休息なしでは長距離の歩行が出来なくなる(間欠跛行)が特徴的な症状です。脊柱管は屈むと広くなり、体を反らすと狭くなるため、体をかがめて歩きたくなります。

検査

X線やMRIによる画像検査を行い診断確定します。

治療

脊髄の神経の血行を良くする薬の内服や神経ブロック注射などでの痛みの緩和を目指します。また下肢筋力の低下(運動麻痺)、排尿障害や排便障害(膀胱直腸障害)などを認める場合は手術加療を勧める場合もあります。

腰椎変性すべり症

病態・原因

背骨の関節が加齢などにより変性し安定性を欠くことにより、腰椎にずれが生じた状態です。

症状

ずれによる腰痛とともに脊柱管が狭くなることによる下肢のしびれや間欠跛行などがみられます。

検査

X線により腰椎のずれを確認できます。

治療

消炎鎮痛剤の内服や外用、神経ブロック注射や温熱/電気治療などでの痛みの緩和を目指します。また腰痛の予防として体幹筋力訓練やストレッチなどを勧めます。下肢筋力の低下(運動麻痺)、排尿障害や排便障害(膀胱直腸障害)などを認める場合は手術加療を勧める場合もあります。

腰椎分離症/分離すべり症

病態・原因

背骨の関節が加齢などにより変性し安定性を欠くことにより、腰椎にずれが生じた状態です。

検査

成長期であれば分離部分の骨癒合を期待しコルセットを装着し安静にします。

分離により腰椎の配列がずれ、腰椎分離すべり症となる場合もあります。分離すべり症では脊柱管が狭窄することは少なく、神経根の圧迫によるお尻の痛みやしびれを認めることがあります。

脊柱側弯症

病態・原因

側弯症とは背骨が左右に彎曲した状態を指します。左右の肩や腰の高さの違い、肋骨や腰の隆起などにより小中学校の運動器検診で見つかる場合が多いです。側弯症の60-70%は原因不明の特発性側弯症です。日本では1-2%の発生頻度で、女性に多く見られます。現在原因不明のもの以外では、生まれつきの先天性側弯症や神経線維腫など神経や筋の異常に続発する症候性側弯症などがあります。

自宅で簡単!脊柱側弯症チェック方法!

直立した時

  • 肩の高さに左右差があるか
  • 肩甲骨の位置の左右差がある
  • ウエストラインに左右差がある

背中を丸めた時

やり方
  1. 上半身は服を着ていない状態で肩幅程度に足を広げます。
  2. 両腕を前に伸ばして身体の真ん中で手を合わせます。
  3. 2.の状態のまま膝を伸ばし、背中を丸めていきます。
  4. 正面から見て以下のことを確認していきます。
  • 肩から背中にかけての左右差がある(肋骨の隆起がある)
  • 腰の高さに左右差がある(腰部の隆起がある)

以上のどこかにチェックが入る人は「脊柱側弯症の疑い」があります。
疑いがあった方は整形外科を受診しましょう。もちろん、当院でも可能ですのでお気軽にご相談下さい。

検査

背骨全体のX線を撮影し、角度を計測します。治療は側弯の原因や程度、年齢などにより異なります。特発性側弯症の程度が軽い場合には数カ月から半年おきに定期的にX線で経過観察を行います。脊柱の成長期である思春期に進行する場合が多いため、進行する場合には専門医による外来診察へご紹介します。

治療

体幹コルセットによる装具治療や手術による矯正が必要になる場合もあります。

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